忙しい朝、少しでも時間を節約したいと考えることはありませんか?特にお弁当作りは手間がかかりますが、おにぎりを前日に作っておくことでその悩みを解決できます。しかし、前日に作ったおにぎりが傷まないか心配ですよね。この記事では、おにぎりを前日に作っても美味しく安全に食べられるコツと保存方法をご紹介します。これらのポイントを押さえて、朝の時間を有効に使いながら美味しいおにぎりを楽しみましょう。
1. お弁当のおにぎりは前日に作っても大丈夫?
1-1. お弁当のおにぎりを前日に握っても美味しくて腐らない作り方
お弁当のおにぎりは、前日に作っても大丈夫です。ただし、おにぎりを素手で握らないこと、具を入れる時も素手で触らないことや傷みやすい具材を入れないなど注意すべきコツがあります。また、前日握ったおにぎりの保存方法や再加熱方法も重要です。
1-2. お弁当のおにぎりを前日に握るときのコツとは?
お弁当のおにぎりを前日に作る場合は、必ず炊きたてのごはんをラップで握り、直接手で握らないようにします。炊き立てのご飯は、温度が高いので雑菌の繁殖を抑える効果があります。そして、おにぎりの中の具に梅干しを入れると殺菌効果があります。おにぎりの具を扱う時も、素手で触らないでようにするとさらに良いです。
1-3. 防腐作用のある酢・梅干し・生姜などと一緒にご飯を炊く
お弁当用のおにぎりが傷む原因は菌が繁殖することです。ご飯に防腐作用のある食材を加えることで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。例えば、お米3合に対して酢は小さじ1~1.5杯、梅干しは2個、生姜は薄切りにしたものを5枚程度加えると効果的です。
1-4. ごはんを素手で握らない
お弁当に入れるおにぎりを前日に握っておく場合は、ごはんを素手で握らないようにします。手は、しっかり手を洗ってアルコール消毒をしても細菌が完全になくなるわけではありません。なので、素手でごはんを握った場合、ほんの少しでも細菌が付着していれば翌日には大量に繁殖してしまいます。おにぎりを前日に作る時は、料理用の使い捨て手袋を使うかラップを使ってごはんを握ると良いです。
1-5. 海苔は前日に巻かない
お弁当用のおにぎりを前日に作っておく場合は、海苔は前日に巻かないようにします。海苔は傷みやすい食材なので、前日のうちに巻いておくと湿気を含んで雑菌が繁殖しやすくなります。おにぎりの海苔は、パリパリの方が好きな方は、海苔を持参して食べる直前に巻くと良いです。また、海苔がしっとりしている方が好きな方は、当日の朝に巻くと良いです。
1-6. 傷みにくい具材やふりかけを選ぶ
お弁当用のおにぎりを前日に作っておく場合は、傷みやすい具材や水分が多いご飯を使わないことが大切です。おにぎりの具には、抗菌作用があるものや塩分が多いもの、味の濃いものが適しています。また、水分の多いものや生ものは避けた方が良いです。ふりかけの紫蘇にも殺菌作用があるので、おにぎりを傷みにくくします。
傷みやすい具材
- ツナマヨ
- 明太子
- たらこ
- チーズ
- いくら
傷みにくい具材
- 梅干し
- 焼き塩鮭
- 塩昆布
- おかか
- そぼろ
- ゆかり
- ごま塩
- ちりめんじゃこ
1-7. 炊き込みご飯やチャーハンの場合は?
前日に炊き込みご飯やチャーハンだったりすると、翌日のおにぎりにしたい場合もありますが、これらは「足が早い」と言われています。入っている野菜や肉などの具材や調味料の水分が原因です。炊き込みご飯やチャーハンをおにぎりにする場合は、具材を少なめにして水分をしっかり飛ばすことがポイントです。
2. お弁当のおにぎりを前日に作っても美味しく保存する方法は?
2-1. 冷凍保存
お弁当のおにぎりを前日に作って保存する方法として、冷凍保存がおすすめです。おにぎりをラップで包み、ジップロックなどの保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍します。これで冷凍焼けを防ぎ、袋に具材や作った日付を記入することもできます。
2-2. 冷蔵保存
冷蔵庫で保存する場合は、湿度が高く温度も安定している野菜室が最適です。ラップで包んだおにぎりを保存袋やタッパーに入れて野菜室に保存します。暑い夏は冷蔵庫でも傷むことがあるので、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
2-3. お弁当のおにぎりを前日に作ったときの日持ち期間は?
常温保存の場合、賞味期限は半日~1日ほどです。冷蔵保存では2~3日ほど、冷凍保存では1ヶ月ほど保存可能です。
3. お弁当のおにぎりを前日に作ったときはレンジでチンする?
3-1. 冷凍したおにぎりは電子レンジで再加熱する
冷凍したおにぎりを美味しく食べるには、電子レンジで再加熱することが重要です。ラップをしたまま600Wで1分~3分加熱します。加熱時間は機種や量によって調整してください。再加熱後はラップを外してお好みで海苔を巻きましょう。
3-2. 冷蔵したおにぎりは電子レンジで再加熱する
冷蔵したおにぎりも電子レンジで再加熱することで、美味しさを取り戻します。冷蔵庫から出したばかりのおにぎりはご飯が冷たく硬いですが、ラップをしたまま600Wで20秒~1分程度加熱することで、温かく柔らかくなります。再加熱後はラップを外して海苔を巻いてください。
3-3. 電子レンジで再加熱したおにぎりの常温保存の目安
再加熱したおにぎりの常温保存の目安は、夏場の場合は6時間程度、春秋の場合は12時間程度、冬場の場合は24時間程度です。再加熱することで菌が死滅し、比較的傷みにくくなります。
4. お弁当のおにぎりを前日に作った物を持っていく際のコツは?
お弁当のおにぎりを前日に作って持っていく場合は、保冷剤を入れた保冷バッグなどを使用して温度管理をすることが重要です。特に夏場は気温が高く湿度も高いため、保冷剤を使用することで雑菌の繁殖を防ぐことができます。また、冷蔵や冷凍保存したおにぎりは必ず再加熱してから持参しましょう。
5. お弁当のおにぎりを前日に作る場合のおすすめのレシピ
5-1. 焼きおにぎり
材料:
- ご飯: 適量
- しょうゆ: 大さじ2
- みりん: 大さじ1
- ごま油: 小さじ1
- すりおろし生姜: 小さじ1(お好みで)
作り方:
- ご飯を炊き、温かいうちにラップを使っておにぎりを握ります。
- 小さなボウルにしょうゆ、みりん、ごま油、すりおろし生姜を混ぜます。
- フライパンを中火に熱し、薄く油を敷いておにぎりを並べます。
- おにぎりに混ぜた調味料を刷毛で塗り、焼き色がつくまで両面を焼きます。
- 焼き色がついたら、おにぎりを取り出して粗熱を取ります。
- 完全に冷めたら、一つずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍保存します。
ポイント:
- 焼きおにぎりは冷凍保存に向いており、再加熱しても美味しく食べられます。
- 焼きおにぎりにすることで、香ばしい風味が加わり、冷凍後も美味しさを保ちます。
5-2. 塩むすび
材料:
- ご飯: 適量
- 塩: 適量
- 梅干し: 1個(お好みで)
- 焼き塩鮭: 適量(お好みで)
作り方:
- ご飯を炊き、温かいうちに適量の塩を混ぜます。
- ラップを使ってご飯を適量取り、おにぎりを握ります。
- 梅干しや焼き塩鮭を具として入れる場合は、中央に入れて包み込みます。
- 握ったおにぎりを一つずつラップで包みます。
- 保存袋やタッパーに入れて冷蔵保存または冷凍保存します。
ポイント:
- 塩むすびはシンプルながらも塩分がご飯を傷みにくくします。
- 梅干しや焼き塩鮭などの具材は、抗菌作用があり、保存性を高めます。
- 冷凍保存しても再加熱することで美味しさを保つことができます。
5-3. チーズおかかおにぎり
材料:
- ご飯: 適量
- チーズ: 適量
- 鰹節: 適量
- しょうゆ: 少々
- 塩: 少々
作り方:
- ご飯を炊き、温かいうちに塩を少々混ぜます。
- 小さなボウルに鰹節としょうゆを混ぜ合わせます。
- ラップを使ってご飯を適量取り、おにぎりを握る際にチーズと鰹節を中央に入れます。
- しっかりと握って形を整えたら、ラップで包みます。
- 保存袋やタッパーに入れて冷蔵保存または冷凍保存します。
ポイント:
- チーズおかかおにぎりは、チーズのコクと鰹節の旨味が特徴で、冷めても美味しいです。
- 冷凍保存しても再加熱することで美味しさを保ちます。
保存方法と再加熱のポイント
保存方法:
- おにぎりを保存する際は、一つずつラップでしっかりと包んで保存袋に入れ、冷蔵または冷凍保存します。
- 冷蔵保存の場合は、野菜室に保存するとご飯が乾燥しにくいです。
再加熱の方法:
- 冷凍したおにぎりは、ラップをしたまま電子レンジで600Wで1分~3分加熱します。
- 冷蔵したおにぎりは、ラップをしたまま電子レンジで20秒~1分程度加熱します。
これらのレシピと保存方法を参考にして、前日に作っても美味しいおにぎりを楽しんでください。
6. お弁当のおにぎりは前日に作っても大丈夫?のまとめ
お弁当のおにぎりは、前日に作っても大丈夫です。ただし、傷みやすい具材や水分が多いご飯を使わないこと、素手で握らないことなど、注意すべきポイントがあります。また、保存方法や再加熱方法も重要です。これらのポイントを守れば、前日に作ったおにぎりも美味しく安全に食べることができます。そして、お弁当として持って行く場合も保冷剤と一緒に保冷バッグに入れて持って行くことでさらに傷みにくくなります。
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