梅干しを漬けるときに「重石って本当に必要なの?」と迷う人、多いですよね。
実は、重石の重さや使い方ひとつで、梅干しの仕上がりが全然違ってくるんです。重すぎるとつぶれるし、軽すぎるとカビが出やすい。でも、ポイントを押さえれば誰でも上手に漬けられます。
この記事では、「梅干し 重石」の正しい使い方や重さの目安、代用品のアイデア、トラブルの対処法まで、ぜ〜んぶまとめました。
昔ながらの漬け方から、今どきの“重石なし梅干し”まで、あなたに合った方法がきっと見つかります。
これを読めば、来年の梅しごとがもっと楽しくなるはずですよ。
梅干しの重石はどのくらい必要?正しい重さと選び方
梅干しの重石はどのくらい必要?正しい重さと選び方について解説します。
それでは詳しく見ていきましょう。
①梅の量に対して重石はどれくらいが目安?
梅干しを漬けるとき、まず気になるのが「どのくらいの重石を使えばいいのか」ということですよね。
基本的には、梅の重さに対して「約2倍」の重石をのせるのが目安です。たとえば、梅が1kgなら2kgの重石をのせるイメージです。
この比率にすることで、梅全体にしっかりと圧がかかり、早く梅酢が上がります。重石が軽いと、梅が浮き上がって空気に触れ、カビの原因になることもあります。
ただし、梅の熟し具合によっても調整が必要です。完熟梅なら柔らかいので1.5倍くらいでもOK。青梅を使う場合は2倍程度の重さをしっかりかけてあげると、失敗が少なくなります。
重石の基本比率を覚えておくと、どんな容器や梅でも応用が効くようになりますよ。
②重すぎてもダメ?軽すぎても失敗する理由
実は、重石は「重すぎても軽すぎてもダメ」なんです。
重すぎると、梅がつぶれてしまって皮が破けたり、中の果肉が押しつぶされてしまいます。そうなると、出来上がりの梅干しが硬くなってしまうことも。
逆に軽すぎると、梅酢が上がるのが遅くなり、カビが発生しやすくなります。特に梅雨時期は湿度が高いので、ほんの数日でも放っておくと表面に白いカビが出てしまうことがあります。
「梅がつぶれない」「カビを防ぐ」そのバランスを取るのが重石の役目なんですよね。
初めは2倍の重石で様子を見て、梅酢がしっかり上がってきたら、少し軽くするという方法もおすすめです。
③初心者でもわかる重石の比率と計算方法
初心者の方でも安心な「重石の重さを決める計算方法」を紹介しますね。
たとえば、梅が2kgある場合は2倍の重さで4kgが目安です。もし塩の量を控えめ(梅に対して10%程度)にしている場合は、少し重めにしておくと安定します。
逆に、しっかり塩を使う(15〜20%)場合は、梅がしっかり締まるので、1.5倍程度の重石でも大丈夫です。
こうして比率を決めるときは、「塩の量」「梅の熟し具合」「容器の深さ」などを一緒に考えるのがポイントです。
最初は少し難しそうに感じますが、慣れてくると「このくらいがちょうどいいな」と感覚で分かるようになりますよ。
④梅の大きさや種類で重さは変わるの?
はい、梅の種類によっても重石の重さを変えたほうがいいんです。
小梅など粒の小さい梅は皮が薄く、押しすぎるとつぶれてしまうので、1.5倍くらいがちょうどいいです。
南高梅などの大粒タイプは果肉が厚く水分が多いので、2倍〜2.5倍でもOK。とくに完熟してやわらかい梅は、重石を変えながら様子を見てあげるといいですね。
品種によって漬かり方や水分量が変わるため、最初のうちは「少し軽めからスタートして調整する」くらいが安心です。
慣れてくると、梅の感触で判断できるようになりますよ。

梅干しの重石は、梅の重さの1.5〜2倍を目安に、梅の種類や状態に合わせて柔軟に調整するのがコツです。
梅干しに重石を使う理由とその効果
梅干しに重石を使う理由とその効果についてお話しします。
それでは順番に見ていきましょう。
①重石をしないとどうなる?カビや発酵のリスク
「重石って本当に必要なの?」と思う人も多いですよね。ですが、梅干し作りにおいて重石はとても大切な存在です。
もし重石を使わずに梅を漬けると、梅の上のほうが空気に触れてしまいます。そうすると、そこからカビが生えやすくなってしまうんです。
特に梅雨の時期は湿気が多く、雑菌が繁殖しやすい環境。空気と触れた部分から白カビがふわっと出てくることもあります。
さらに、梅酢(梅から出る汁)がうまく上がらないと、全体がしっとり漬からず、発酵しすぎて酸っぱいだけの梅になってしまうこともあります。
つまり、重石は梅全体を空気から守って、腐敗やカビのリスクを減らす「ガードマン」のような役割をしているんです。
②重石が梅の美味しさを引き出す仕組み
重石のすごいところは、ただ「押さえつけるため」だけじゃないということなんです。
重石の圧力がかかることで、梅の中から水分が出てきます。これが「梅酢」になるのですが、この梅酢が梅の全体を包むことで、しっかりと塩が行き渡ります。
塩が均一に染み込むと、酸味・甘味・うま味のバランスが整って、あの深い味わいの梅干しが出来上がるんですね。
また、重石があることで梅同士がぎゅっと密着し、果肉がしっとりとした食感に仕上がります。圧が弱いと、皮が硬くなってしまうことも。
この「じんわりと圧をかけながら、梅酢を引き出す」工程が、梅干し特有のやさしい味を作っているんですよ。
③梅酢がしっかり上がる理由
梅干し作りで最も重要なのが、梅酢がしっかり上がることです。梅酢が上がるというのは、梅から水分が出て、梅がすべて梅酢に浸かっている状態のこと。
このとき、重石がしっかりかかっていると、梅全体から均等に水分が出て、きれいな透明の梅酢が上がります。
もし重石が軽いと、上に浮いた梅が空気に触れてしまい、カビが発生する原因になります。逆に重すぎると梅がつぶれて梅酢が濁ることも。
ちょうどよい圧で梅酢が上がってくると、部屋中にふわっと酸っぱい香りがして、「あ、上がってきたな」と分かる瞬間があります。これは、梅干し作りをしている人にしか分からない幸せな瞬間ですよね。
この梅酢が上がる過程が、梅干しの出来を左右するほど大事なんです。
④重石を使わない「最近の漬け方」ってどうなの?
最近では「重石を使わない梅干し作り」も人気になっています。ジップロックや保存袋を使って、冷蔵庫で少量を漬ける方法です。
この方法は、カビが発生しにくく、少量でも簡単にできるのがメリット。現代のライフスタイルにも合っています。
ただし、重石を使わないと、昔ながらのあの“しっかりした酸っぱさ”や“ふっくら感”が出にくいこともあります。
昔ながらの重石を使った梅干しは、時間と手間がかかる分、梅の旨みがぎゅっと詰まっているんですよね。
どちらが正解ということではなく、「手軽さ」を取るか「味の深み」を取るか、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが一番だと思います。



重石は、カビ防止や梅酢の上昇を助け、味をまろやかにする大切な役割。重石を使うことで、昔ながらのしっとり美味しい梅干しに仕上がります。
重石の代用品おすすめ7選|家にあるもので代用できる!
重石の代用品おすすめ7選|家にあるもので代用できる方法を紹介します。
- ①ペットボトルの水を使う方法
- ②ジップロック+塩水の応用テク
- ③ラップと重しを組み合わせる裏ワザ
- ④漬物石の代わりに鍋や皿を使う
- ⑤重ね重石にすると安定する
- ⑥ホーローや瓶のふたも使える
- ⑦代用品を使うときの注意点
重石をわざわざ買わなくても、家にあるものでしっかり代用できます。身近なアイテムを上手に使って、梅干し作りをもっと気軽に楽しみましょう。
①ペットボトルの水を使う方法
最も手軽で人気のある代用品が「ペットボトルの水」です。スーパーやコンビニにある500mlや1Lサイズを使えば、重さの調整もしやすいんですよ。
方法は簡単で、梅の上に清潔なビニール袋を1枚かけ、その上にペットボトルを置くだけ。容器の大きさに合わせて本数を増やせば、2kgでも3kgでも自由に調整できます。
水を入れたペットボトルなら安定感もありますし、汚れてもすぐに洗えるのがうれしいポイント。しかも使わないときは水を捨てるだけなので収納にも困りません。
ただし、容器のサイズが小さいとバランスが悪くなるので、安定するように配置するのがコツです。
「手軽さ」と「コスパ」を重視する人には、一番おすすめの代用品ですよ。
②ジップロック+塩水の応用テク
もうひとつ便利なのが「ジップロックに塩水を入れて重石代わりにする」方法です。
袋の中に濃いめの塩水を作って入れ、しっかり封をして梅の上に乗せます。塩水を使うことで、万が一袋が破れても中身が梅酢に混ざっても問題がないのがポイントです。
袋の形が柔らかいので、梅の表面にピッタリ密着し、空気が入りにくくなるのもメリット。これはカビ防止にも効果的です。
重さの調整も、塩水の量を変えるだけで自由自在。例えば、1リットル=約1kgなので、梅の量に合わせて簡単に調整できます。
「容器が狭い」「重石が安定しない」という人にもぴったりなやり方ですよ。
③ラップと重しを組み合わせる裏ワザ
ちょっと意外なテクニックですが、ラップも立派なサポートアイテムになります。
まず梅を漬け終えたら、表面全体にピタッとラップをかけ、その上からお皿などの平らなもので重石を置くんです。
ラップをかけておくと、空気の侵入を防げるのでカビが出にくくなりますし、梅がきれいに沈みやすくなります。
特に少量漬けるときにおすすめ。重石の重さをそこまでかけなくても、ラップが梅をうまく押さえてくれます。
「少しだけ梅を漬けたい」「容器が小さい」そんなときにこの裏ワザを使ってみてください。かなり効果ありますよ。
④漬物石の代わりに鍋や皿を使う
昔ながらの家庭では、漬物石の代わりに「鍋」や「皿」を使うことも多かったんですよ。
たとえば、小さめの土鍋やステンレス鍋、耐熱皿を使ってその上に何か重みを加えるだけでも十分な圧力になります。
ただし、金属製の鍋を使うときは塩分で錆びやすいので注意。ラップを一枚挟むなどの工夫をすると安心です。
陶器やホーロー素材のお皿は錆びにくくておすすめ。梅酢とも相性が良く、味を損ねません。
昔の人の知恵って、本当に合理的なんですよね。家にあるもので代用して、自然と環境にもやさしい方法です。
⑤重ね重石にすると安定する
重石を1つだけでなく、複数を重ねて「重ね重石」にすると、より安定します。
たとえば、最初はペットボトルや袋入りの塩水を軽く乗せておいて、梅酢が上がってきたら少しずつ重ねていく。こうすることで、梅をつぶさずにしっかり漬け込むことができます。
これは昔からのやり方で、「梅酢が上がる→重さを減らす」という調整もやりやすいんですよ。
重ねることで、梅全体に均等に圧がかかり、ムラなく梅酢が回るのもポイントです。
ちょっと手間はかかりますが、仕上がりがぐっと良くなるので、こだわりたい方にはぴったりです。
⑥ホーローや瓶のふたも使える
意外と便利なのが、ホーロー容器やガラス瓶のふた。しっかりした作りなので、ちょっとした重石代わりになります。
特にホーローのふたは重量感があり、酸にも強いので、梅酢との相性も抜群です。丸型容器の上にピッタリ乗るので、隙間もできにくいです。
もしふたが軽い場合は、その上に水を入れた袋やペットボトルを重ねるとちょうど良い重さになります。
ホーローは見た目もかわいく、キッチンに置いておくだけでも雰囲気がありますよね。
「見た目にもこだわりたい」「清潔感を大切にしたい」そんな方におすすめです。
⑦代用品を使うときの注意点
代用品を使うときに気をつけたいのは、「清潔さ」と「安定感」です。
どんなに良い代用品でも、梅の上でグラグラしていたり、カビの原因になる汚れがついていたら台無しです。使う前には必ず熱湯消毒かアルコールで拭いてくださいね。
また、ビニール袋などは梅酢や塩分に長時間触れると劣化することもあるので、定期的に状態を確認してあげるのが大切です。
梅干し作りは手間もありますが、その分だけ愛情が味に出ます。だからこそ、丁寧に扱ってあげることが大事なんですよ。
代用品でも、工夫次第でちゃんと美味しい梅干しができます。焦らず、楽しみながら作ってくださいね。



重石がなくても、ペットボトルやジップロックなど身近なものを上手に使えば十分代用可能。清潔さとバランスを意識すれば、失敗しない梅干し作りができます。
梅干しの重石トラブル対策|カビ・梅酢が上がらないときの対処法
梅干しの重石トラブル対策|カビ・梅酢が上がらないときの対処法について解説します。
梅干し作りの途中で一番ヒヤッとする瞬間といえば、「あれ?カビっぽい」「梅酢が上がってこない」そんなときですよね。慌てなくても大丈夫。落ち着いて対処すれば、ちゃんと取り戻せますよ。
①カビが出てしまったときの応急処置
梅干しを漬けていると、どんなに気をつけていてもカビが出てしまうことがあります。特に梅雨どきは湿度が高く、空気中の菌が活発になるので仕方ない部分もあるんですよね。
もし白っぽいカビを見つけたら、慌てずにスプーンなどでそっと取り除いてください。その際、触った部分の梅酢も少しすくい取って捨てておくと安心です。
そのあと、キッチンペーパーで表面を拭き取り、35度以上の焼酎やホワイトリカーで梅の表面や容器のふちを軽く消毒しましょう。これで大抵の白カビは再発しません。
ただし、黒や青っぽいカビが出た場合は注意が必要です。香りを嗅いでみて、異臭やツンとした匂いがするようなら、残念ですがその部分は破棄したほうが安全です。
ポイントは「早めの対応」。カビは放っておくとすぐ広がるので、見つけたらその日のうちに対処しましょう。
②梅酢が上がらない原因とやるべきこと
「梅酢がなかなか上がらない…」これも初心者がよくぶつかる壁のひとつです。
原因の多くは、重石の重さが足りていないこと。梅の上にしっかり圧がかかっていないと、水分が出にくくなります。そんなときは重石を少し増やして様子を見ましょう。
もうひとつの原因は、梅や塩の量のバランスです。塩が少なすぎると脱水が進まず、梅酢が上がりません。目安は梅1kgに対して塩150g(15%前後)です。
また、気温が低すぎると梅の水分が出にくくなるため、暖かい場所(20〜25℃くらい)に移動させるのも効果的です。室内の明るい場所でもOKですよ。
数日経っても変化がない場合は、梅の上部が乾かないように霧吹きで梅酢を少しかけておくのもおすすめです。焦らずじっくり待つことが大切です。
③重石がズレた・沈んだときの調整方法
漬けている途中で重石がズレたり、梅が沈みすぎたりしてしまうこともありますよね。これは容器の形や梅の動きによってよく起こります。
まずは重石を一度そっと持ち上げて、梅全体が均等に沈んでいるか確認してください。もし片側だけ沈んでいたら、梅を軽くならして平らに整えます。
重石が容器の中でグラついている場合は、下に清潔なビニールを1枚敷くと安定します。また、ペットボトルなどを代用している場合は、形を変えてフィットさせるのも有効です。
重石が沈みすぎて梅が潰れてしまっている場合は、一時的に重石を軽くして様子を見ましょう。柔らかい梅は繊細なので、やりすぎると果肉が壊れてしまいます。
「梅が全体的に均一に沈んでいる」これがベストな状態です。ときどき様子を見ながら微調整してあげましょう。
④気温や湿度で変わる管理のコツ
梅干し作りは、天気や気温にも左右されるんですよね。湿度が高い梅雨どきは、特に注意が必要です。
梅を漬けた容器は、直射日光が当たらない風通しのよい場所に置くのがベスト。高温すぎると発酵が進みすぎ、カビの原因にもなります。
逆に、涼しい場所に置きすぎると梅酢の上がりが遅くなります。20〜25℃くらいをキープできる環境が理想です。
湿気がこもりやすい台所などに置く場合は、容器の下にすのこを敷いたり、定期的にフタを開けて空気を入れ替えると安心です。
気候に合わせて「今日は少し動かそうかな」と気を配るだけで、梅干しの出来がぐんと良くなります。まるで生き物を育てるような感覚ですよ。



カビや梅酢のトラブルは、早めの対応と環境調整でほとんど防げます。重石の位置や気温にも気を配って、梅の声を聞くように見守るのが上手に仕上げるコツです。
重石を使わない梅干し作りもある?昔ながらと今どきの違い
重石を使わない梅干し作りもある?昔ながらと今どきの違いについてお話しします。
最近は、重石を使わない「簡単梅干し」も人気になっています。SNSでも「袋でできる」「冷蔵庫でできる」と話題ですよね。とはいえ、昔ながらの作り方とは少し違います。それぞれの良さを知って、自分に合った方法を選びましょう。
①ジップロック漬けや袋漬けのメリット
ここ数年で一気に広まったのが、「ジップロック漬け」や「袋漬け」と呼ばれる重石を使わないやり方です。家庭用の冷蔵庫で少量を漬けるには、この方法がぴったりなんですよ。
最大のメリットは、とにかく手軽。大きな壺も重い重石も不要で、袋に梅と塩を入れて揉むだけです。あとは冷蔵庫に入れておけば、自然に梅酢が上がってきます。
密閉されているので空気が入りにくく、カビが発生しにくいのも嬉しいポイント。冷暗所で管理する昔の方法に比べて、失敗が少ないんです。
さらに、袋ごと軽くもめるので、梅全体に塩が行き渡りやすく、梅酢も均等に出ます。初心者でも扱いやすく、試しに少量作ってみたい方におすすめです。
まさに「現代の生活スタイルに合わせた梅干し作り」といえますね。
②重石なしで失敗しないためのコツ
重石を使わない分、失敗を防ぐための工夫が必要です。ポイントは「空気をできるだけ抜く」こと。
袋漬けの場合、梅を入れたら塩を加え、全体をよくもみ込んでから、袋の中の空気をしっかり抜いて口を閉じましょう。空気が残っていると、その部分がカビの温床になります。
また、袋を平らにして置くと、梅が均一に押されるようになります。毎日1回ほど袋を軽く動かしてあげると、梅酢が全体にまわってムラなく仕上がります。
冷蔵庫で保管する場合は、乾燥防止にラップや新聞紙で覆うのも効果的です。少しの手間で、驚くほど違いが出ますよ。
重石がない分、手をかけてあげることで、しっとり美味しい梅干しになります。
③重石を使わないと味は変わる?
「重石を使わないと味が変わるのでは?」という疑問、ありますよね。
正直に言うと、味は少し変わります。重石を使った場合の梅干しは、塩の浸透が均一で、皮がやわらかく、昔ながらの深みのある酸っぱさが出ます。
一方で、袋漬けの梅干しは、フレッシュでまろやか。酸味が穏やかで、食べやすい印象です。どちらかというと「浅漬けの延長」に近い風味になります。
これはどちらが良い悪いではなく、好みの問題。お弁当やおにぎりには昔ながらの梅干し、ご飯のお供やサラダには軽めの梅干し、そんな使い分けも楽しいですよ。
「味の違い」も、梅干し作りの醍醐味なんです。
④昔ながらの製法と現代版を比較
ここで、昔ながらの重石を使う製法と、現代の重石なし製法を比べてみましょう。
| 項目 | 昔ながらの重石あり | 重石なし(袋漬けなど) |
|---|---|---|
| 道具 | 壺・重石・竹ザルなど | ジップロックや保存袋 |
| 手間 | やや多いが風味深い | 簡単で手軽 |
| カビリスク | やや高い(要管理) | 低い(密閉型) |
| 味の特徴 | 濃厚で酸味が強い | まろやかで軽い味 |
| 保存性 | 長期保存向き | 短期保存向き |
どちらにも良さがありますが、「昔ながら」は手間をかけるほど深い味わいに、「今どき」は手軽で失敗が少ないのが魅力です。
日常的に楽しみたいなら袋漬け、贈り物や本格派を目指すなら重石ありの伝統製法、と目的に合わせて選ぶといいですよ。



重石なしの梅干しは手軽でカビにくく、まろやか。重石ありは昔ながらの濃い味が楽しめる。それぞれの良さを知って、自分の生活に合った方法を選ぶのがいちばんです。
梅干しの重石を選ぶならこれ!おすすめアイテム5選
梅干しの重石を選ぶならこれ!おすすめアイテム5選を紹介します。
「重石って、どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方、多いですよね。素材や重さの違いで仕上がりも変わるので、特徴を知って選ぶのが大切です。ここでは、実際に使ってみて良かったと感じるおすすめ重石を紹介します。
①昔ながらの陶器製重石
昔ながらの定番といえば、やっぱり陶器製の重石。ずっしりとした重量感があり、安定感は抜群です。
陶器の良いところは、ゆっくりとした圧がかかる点。これにより梅が潰れにくく、しっとりと梅酢が上がっていきます。まさに伝統の知恵が詰まった道具ですね。
また、陶器は化学反応が起こりにくいので、梅酢や塩分による劣化も少なく、長く使えます。洗ってしっかり乾かせば、何年でも使い続けられるのも魅力です。
ただし、重くて割れやすいのが難点。扱うときは両手で丁寧に。梅干しを長く作り続けたい人には、一番おすすめの重石です。
②扱いやすいプラスチック重石
手軽さ重視なら、プラスチック製の重石もおすすめです。最近では食品用のプラスチック重石が多く販売されており、軽くて持ち運びがしやすいんです。
特徴は、水を入れて重さを調整できる点。これがすごく便利。梅が沈んできたら水を抜いて軽くできるし、逆に梅酢が上がらないときは水を足して重くできます。
しかも、使わないときは中の水を抜けばペタンと軽くなり、収納にも困りません。陶器のように割れる心配もなし。
「最初の梅干しづくりで何を買えばいいかわからない」という初心者さんにはぴったりの選択です。
③衛生的なステンレス製重石
清潔さにこだわるなら、ステンレス製の重石が最強です。梅酢や塩分にも強く、カビが生えにくい素材なんです。
特に食品用ステンレス(SUS304など)は、サビに強く、洗剤や熱湯消毒にも耐えます。清潔に保てるので、繰り返し使う方におすすめです。
表面がツルツルしているため、汚れがこびりつきにくいのもメリット。長期保存の梅でも安心して使えます。
ただし、価格が少し高め。けれど「一生モノ」と考えれば、むしろコスパは抜群。長く使いたい方におすすめの素材です。
④初心者に人気の軽量タイプ
初心者や少量仕込み派には、軽量タイプの重石も人気です。たとえば1kg以下の小さめ重石を2〜3個使って重さを調整するやり方。
こうすることで、梅酢の上がり具合に合わせて重さを変えられるんです。はじめは重めに、梅酢が出てきたら少し軽く。そんな調整がしやすいのが軽量タイプの強み。
また、小さな壺やガラス瓶にも使いやすく、洗いやすいのも魅力です。最近では「分割式重石」なんて商品も出ていて、用途に合わせて重ねたり外したりできます。
「気軽に始めたいけど、ちゃんと重石も使いたい」という方には、このタイプが一番バランスいいですよ。
⑤長く使うなら素材で選ぶポイント
最後に、重石を選ぶときの素材選びのポイントを整理しておきましょう。
| 素材 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 陶器 | 昔ながらで風味を守る。重くて安定感あり。 | ★★★★★ |
| プラスチック | 軽量で扱いやすく、初心者向け。 | ★★★★☆ |
| ステンレス | 衛生的で長持ち。一生モノの品質。 | ★★★★★ |
| 石製(天然) | 重さ抜群だが扱いに注意。 | ★★★☆☆ |
| ガラス・ホーロー | 見た目が美しく、清潔感がある。 | ★★★★☆ |
迷ったら「使いやすさ」と「清潔さ」を軸に考えるのがポイントです。重石は一度買えば何年も使えますから、ちょっと良いものを選ぶと毎年の梅仕事がぐっと楽しくなりますよ。
お気に入りの重石を使うと、作業のひとつひとつに愛着がわくものです。梅干しづくりが“楽しみな時間”になりますよ。



陶器・プラスチック・ステンレスなど、それぞれに良さがあります。重石は梅干し作りの相棒。自分のスタイルに合った素材を選ぶことで、失敗知らずで長く楽しめます。
まとめ|梅干しの重石は「2倍の重さ」を目安に、丁寧に見守るのがコツ
梅干しの重石は、ただの“おもり”ではありません。梅を守り、じっくり旨味を引き出す大切な存在です。
目安は梅の重さの1.5〜2倍。でも、梅の状態や気温によって調整してあげると、より失敗が少なく、しっとり美味しい梅干しに仕上がります。
重石がないときは、ペットボトルやジップロックでも代用可能。大事なのは、清潔さとバランスです。
時間をかけてゆっくり漬けるほど、梅干しは優しい味になります。あなたの手で、世界にひとつの梅干しを作ってみてくださいね。
▶参考:農林水産省「梅干しの作り方」









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